2017-10

明大戦!



春の開幕カードは昨秋から2季続けての明大戦。

昨秋の明大は、第6週時点で4校が勝ち点3で並ぶ激戦を制して春秋連覇を達成。
この春は3季連続、通算40回目のリーグ優勝を賭けるシーズンとなる。

対する東大は、
昨秋はエース宮台投手が肩痛で1試合1イニングのみの登板に止まったが、
4季連続となる勝利を挙げ、宮台投手自身もその唯一の登板で3季連続
となる勝ち星を挙げた。

その宮台投手が今季は復活、3/12のオープン戦で復帰登板すると、
この春3試合目の登板となる明治安田生命との社会人対抗戦では
9回を4安打9奪三振で完封、東大の社会人対抗戦初勝利となる大金星を
挙げている。

この春の東大は、その宮台投手が1回戦の先発、2回戦先発は昨秋、
開幕の明大2回戦でリーグ戦初登板初先発した2年生小林投手が有力。
肩の負担が少ないフォーム改造し完全復活が伝えられる宮台投手とともに、
小林投手も制球力が向上したと浜田監督は話す。

リリーフ陣には4/3のオープン戦最終戦で合宿中の3/12以来の登板を
果たし、1イニングを三者凡退と開幕に間に合わせた4年生柴田投手、
昨秋開幕戦リリーフで無失点デビューしている2年生濵﨑投手、
そして
昨秋早大2回戦でリーグ戦初登板初先発するも初回ノックアウトの洗礼を浴び、
今季仕切り直しの再スタートとなる2年生左腕山下大投手、
1年生秋からリーグ戦に登板するも昨年はケガで神宮での登板はなし、
3季ぶりの復帰を果たしたい3年生川口投手
の4人がベンチ入り争いで一歩リードか。
さらには
昨秋リーグ戦デビューを飾った2年生宮本投手や
リーグ戦未デビュー組ではアンダースロー転向の3年生溪投手、
この春投手として実戦デビューした2年生坂口投手らがベンチ入り枠を争う。

昨春リーグ戦登板2試合目で初勝利を飾った有坂投手はこの春のオープン戦では
登板がなく、開幕ベンチ入りは厳しいコンディションであると思われる。

リーグ戦通算28試合登板の山本俊投手、同26試合の三木投手ら経験豊富な投手が
卒部し、リリーフ陣では同32試合登板の柴田投手以外は比較的経験の少ない
投手陣となるが、勝ち点奪取に向けてはフレッシュな戦力がリーグ戦中に成長
していくような戦い方をしてタフな投手陣を作り上げたい。


捕手は14年春の最終戦から実にリーグ戦57試合連続スタメンマスクを務め、
21世紀では東大最多となる6勝(51敗,.105)を挙げた
喜入捕手が卒部し、捕手陣にはリーグ戦でのスタメンマスク経験のある選手が
いなくなった。
この春の正捕手候補筆頭は4年生森田捕手。
リーグ戦でのマスク経験はこれまで途中出場の1試合のみだが、
2年生時の新人戦では春秋スタメンマスク、そしてこの春の社会人対抗戦で
宮台投手とバッテリーを組んでの完封勝利で神宮でのマスクで初勝利を挙げた。
バッティングは下級生時から買われており、代打ではチームの現役選手最多の
通算20度起用された経験を有している。

正捕手を争うのが昨秋捕手転向の3年生三鍋捕手。
三鍋捕手は下級生時は投手で新人戦、社会人対抗戦での登板経験もある。
捕手としての出場は昨秋の新人戦スタメンマスクが神宮初。
森田捕手同様打撃に定評があり、リーグ戦には代打で5試合に出場している。

2番手捕手の代打起用が多くなりそうなこともあり、
捕手は3人制ないし4人制が予想されるが、3、4番手の捕手としては社会人対抗戦
にもベンチ入りしている髙野、藤井両2年生捕手が一歩リードか。


内野では昨春ベストナインの二塁の桐生選手、三塁の山本克前主将らが卒部。
この2ポジションを桐生選手とレギュラーを争っていた4年生水島選手、
投手から打撃を買われて野手転向の3年生竹中選手を務めることになりそうで、
一塁田口、二塁水島、三塁竹中、遊撃山田という布陣となる。
4人合わせて通算6本塁打29打点。堅い守りと長打の魅力を兼ね備えた
強力内野陣が攻守でバッテリーを援護する。

堅実な一塁守備に昨秋リーグ戦初安打の4年生佐藤、
勝負強いバッティングが持ち味、内野再転向で次世代内野陣の中核候補の3年生岩田、
オープン戦2本塁打の東大のおかわり君こと3年生磯野、
足と守備からアピールしたい3年生田畑、
1年生秋でのリーグ戦デビューを果たした新堀、廣納ら控えの内野陣も
勝ち点奪取へのタフな戦いにおいて、それぞれの長所をここ一番で発揮したい。


外野では昨秋外野手転向で初の規定打席にして3割をマークした下雅意選手らが卒部。
今季は左翼楠田、中堅宇佐美、右翼山本(修)という布陣になりそうだ。

下級生時から打撃に定評のある楠田に加え、3年生宇佐美も昨秋のリーグ戦と新人戦で
本塁打。3年生山本も力強さが増し、さらに"大学野球冬季特別トレーニング"への
参加で何かを"掴んだ"といわれ、今季は強肩に加えて強打も期待される。

さらに昨秋リーグ戦初安打の3年生杉本、
今季は自慢の足でリーグ戦デビューが期待される浅木と辻居の両2年生。
浅木は社会人対抗戦で貴重な追加点に繋がる三盗を決めて一躍注目の存在となった。

この冬の成長が伝えられる選手はまだまだおり、ベンチ入りへのチーム内の競争も
激しい。勝ち点に向けてチーム一丸となる"戦闘集団"として、一冬の練習によって
さらに逞しくなった姿を見せてくれそうだ。

94連敗を止めて以降、4季連続で計6勝を挙げた東大の次なるステップは
いうまでもなく15年ぶりの勝ち点獲得である。
最下位脱出もAクラス入りも"誠"の字を完成させる初優勝も、
全てはまず1つ目の勝ち点獲得の先にある。

今季の東大のポイントは、
1. 宮台投手が3回戦に登板するか
2. 制球力が向上した小林投手の防御率改善と投球イニング増
3. 濵﨑投手ら経験の浅いリリーフ陣のピッチング
4. 森田捕手を中心とする捕手陣のリード、ディフェンス
5. 三塁線、左翼線を守る竹中選手、楠田選手の守備
6. 四死球と長打を絡める得点力
7. 代走起用を含めたロースコアで1点を取りに行く機動力
8. 水島選手、森田選手の打率3割
様々な視点があると思われるが、例えば上記のようなことがある。

勝ち点獲得に向けて、2試合で勝ち切れなかった場合の3回戦の戦い方は
非常に重要になる。宮台、小林両投手が3試合トータル中でどのような
働きをするかということは、他の投手陣の負担というところを考えても
重要になる。両投手ができるだけ長いイニングを投げて、肩が決して
万全ではないといわれる柴田投手の負担減、また経験の浅い投手陣が
短いイニングに集中できる継投を可能にし、投手力全体のバランスを
最適化してリーグ戦を戦い抜きたい。

打線は昨春チーム打率.233を上回ることが1つの目標となる。
得点は昨春が13試合で29、昨秋が11試合で23。
1試合平均2.1~2.2点であるが、これを3点まで引き上げたい。
選球眼、長打力、機動力。これらを絡めて打線のどこからでも得点できる
切れ目のない攻撃をしたい。
昨春は桐生選手、昨秋は下雅意選手と初のレギュラーシーズンで
いきなり3割をマークする4年生が続き、桐生選手はベストナインも
獲得した。このような選手がチームを大いに活気づけることを
昨年1年間で実感したが、その候補となるのが今季4年生で初の規定打席
到達が期待される水島選手と森田捕手である。
3季連続の4年生初レギュラーの3割打者が誕生するか。

最下位脱出へ向けては勝ち点2、Aクラス入りへ勝ち点3、
リーグ戦初優勝に向けては勝ち点4が目標となろう。

開幕明大戦で明大の"負けない力"を打ち倒しすところから
"東大のキセキ"は始まる。


対する明大は、
エースで主将、まさにチームの顔であった柳投手が卒部。
投手の2枚看板であった星投手も卒部した。
しかしながら今季も齊藤、水野の両4年生投手、
齊藤投手とともに侍大学代表に入っている森下投手をはじめ、
今年も投手陣は充実している。

捕手は牛島捕手が卒部し、
正捕手候補筆頭の氷見捕手は開幕マスクならリーグ戦初出場初スタメン。
その他の捕手もリーグ戦経験があるのは昨秋東大戦でデビューした
西野捕手のみ。

野手では吉田大、佐野恵、川口らが卒部したが、
竹村、渡辺、逢澤の侍大学代表選手をはじめ、多くの実力派が揃う。
昨秋の川口選手のように、力がありながらベンチを暖めていた選手がチャンスを
掴んで大爆発する層の厚さ、控え選手がここ一番で力を発揮する集中力・チーム力は
六大学随一のものがあり、この明大は強豪校の中でも特に、選手個々の経験の
多寡を問わないコンスタントな総合力を有したチームである。

ただ、挑戦者として迎えた昨春と異なり、昨年春秋連覇して三連覇を狙う
ディフェンディングチャンピオンとして、新エースを立てて開幕戦に挑むという点で、
同じ宮台投手との対戦でも昨年とはプレッシャーが異なる立ち位置にいる。

かつて早大の斎藤佑樹主将は"早稲田が早稲田に勝つ"と表現したが、
今季の明治も東大との戦いとともに"明治が明治に勝つ"ことが求められよう。

そのような点を踏まえても、誰が出てもリーグ戦初スタメン同士となる捕手の戦いぶり
はこのカードのキーポイントになりそうだ。

そして東大は現在、昨春の対明大3回戦で山田選手が3ランを放って以後、
秋も1回戦田口、2回戦山本克が本塁打を放っており対明大戦3試合連続本塁打中。
開幕戦でも東大打線の本塁打が期待される。

東大の歴史的な戦いが明日、幕を開ける。
"伝説の誕生を目撃せよ!"


明大スポーツ記事
東京六大学野球 2017~春~ (3)東大戦事前インタビュー① 浜田監督、山田主将
http://www.meispo.net/news.php?news_id=10460
東京六大学野球 2017~春~ (5)東大戦事前インタビュー② 柴田選手、宮台選手
http://www.meispo.net/news.php?news_id=10462
東京六大学野球 2017~春~ (7)東大戦事前インタビュー③ 楠田選手、宇佐美選手、三鍋選手
http://www.meispo.net/news.php?news_id=10464
東京六大学野球 2017~春~ (9)打倒赤門で連勝スタートだ! 白星発進で3連覇へ/東大戦展望
http://www.meispo.net/news.php?news_id=10466

一昨年の明大戦
春1回戦:0-2 敗:山本俊 3安打(二塁打1)
春2回戦:0-7 敗:辰亥 5安打
秋1回戦:1-2 敗:柴田 5安打(本塁打1、二塁打1)
秋2回戦:0-2 敗:山本俊 4安打

昨年の明大戦
春1回戦:0-1x 敗:宮台 2安打 (二塁打1)
春2回戦:3x-2 勝:有坂 8安打 (二塁打2)
春3回戦:3-12 敗:宮台 3安打 (本塁打1、三塁打1、二塁打1)
秋1回戦:2-9 敗:有坂 6安打 (本塁打1、二塁打2)
秋2回戦:4-7 敗:小林 7安打 (本塁打1、二塁打1)
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コメント

詳しい解説ありがとうございます!
いつも楽しみにしてます。

今年は歴代でも屈指のクリーナップじゃないでしょうか?
キャッチャーと確実性の一番打者次第では勝ち点2位は夢じゃないと思います。

投手陣も柴田君の仕上がりが気になりますが、小林、宮台は期待できそうですね!
最近有坂君の情報が無いですが、どうしてんですかね?あのノビのあるストレート神宮でみたいです。

明日、明後日はどうしても行けませんがそれ以外はほぼ応援行けそうです!!
明日はAbemaやってくれるのかなー。。

勝ち点取ってぜひオフ会したいです!

熱狂的東大ファンさん、

明治戦は連敗スタートとなってしまいましたが、
投手陣も打線も実力はこんなものじゃありませんね!

有坂投手はオープン戦も投げていないので故障と思われますが、
1年生の頃も故障があったと思いますし、4年生の集大成へ向けて
無理せずしっかり直してから活躍してほしいと思います。

明日はフレッシュリーグもリーグ戦も見どころ満載でお祭りのような1日に
なりそうです。もちろん勝負もしっかりモノにしなければですね!

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