2017-10

法大戦!


東大のラストカード、第7週は法大戦。

第6週を終えて、各校ラストカードを残すのみ。
第7週に明立戦、東法戦、
第8週に早慶戦。

ここまで明大が勝ち点4、立大が勝ち点3、慶大、法大が勝ち点2、
早大が勝ち点1、東大が勝ち点ゼロ。

優勝の可能性は明大と立大のみに絞られ、
第7週の直接対決で勝敗に関わらず勝ち点を挙げた方が優勝となる。
明大の優勝なら3季ぶり、立大なら33季ぶり、21世紀初の優勝となる。

東大は、ここまで勝ち点ゼロも08年秋以来の2勝を挙げている。
早大がここまで4勝6敗勝ち点1であり、
東大が法大に連勝し、早大が慶大に連敗した場合には、
両校が4勝8敗勝ち点1となって5位に並ぶ。

したがって東大は37季連続の最下位が決定しているものの、
5位に浮上し、"単独最下位"を脱出する可能性をもっている。


第5週立大戦では、1回戦で宮台投手が、東大では05年秋の松岡勇佑投手の
開幕早大1回戦1-0完封以来、11年ぶりとなる完封勝利を挙げた。

04年から05年にかけて、松家、木村友、松岡による3度の完封があったが、
いずれも1-0での完封であり、4-0の完封は、94年秋の立大2回戦で
尾崎投手が5-0で完封勝利を挙げて以来の点差であった。

そして02年秋以来の勝ち点に挑んだが、
これは03年秋から16度連続で跳ね返される結果となった。

初戦をエース宮台で勝ち、法大戦で"17度目の正直"での勝ち点奪取に挑みたい。


今季の東大はここまで10試合を戦い、総得点17、総失点62。得失点レシオは3.65。
失点は1回戦が4試合で8、2回戦が4試合で34、3回戦が2試合で20。

いずれも宮台が先発している1回戦の1試合平均2失点に対し、
2、3回戦の平均失点は9点。
勝ち点はこの2、3回戦でいかに投手陣が失点を抑えるかにかかっている。
まさに宮台だけではないところを、投手陣1人1人が力を発揮して見せつけたい
法大戦だ。

打撃陣はチーム打率.224。
早大も.224だが東大が"3毛"上回っており、リーグ5位につけている。

チーム内での打率トップは開幕2試合目から二塁スタメンで出場している
桐生選手の.333(リーグ6位)。4年生春でのレギュラー定着1シーズン目で
首位打者争いに食い込む活躍を見せている。出塁率は.421。
同じ二塁手では早大の真鍋を抑えて打率トップ。
このまま高打率を維持しつつ、守備でも貢献すれば東大12年ぶりの
ベストナイン選出の可能性も高まる。

続くのが今季開幕戦4番でスタメンデビューした田口選手。
立大1回戦での負傷によって2、3回戦を欠場したが、
ここまで29-9,.310をマークし、チーム2位の3打点。
こちらもレギュラー1季目での3割が見えているが、規定打席へは
12試合の場合であと5打席、13試合ならあと8打席立つ必要がある。
課題とされていた守備でもいい動きを見せてきただけに、
法大戦での復帰が待望される。

喜入捕手は32-9,.281で、2年生秋の.270を上回る打率をここまで残している。
打点も2、今季死球が多く、出塁率は.378で桐生に次ぐ。
捕手として最重要のミッションはバッテリーで失点を抑えることだが、
ラストカードで09年秋田中淳以来の東大捕手3割も視野に入る。

山田選手はここまでチーム最多の4打点、打率も自己ベストの昨秋.233を
上回る36-9,.250をここまで残している。
東大の遊撃手が.250以上を残せば、04年秋の北野選手.267以来のはず。

山本克主将も最初の2カードでは2安打と低調なスタートとなったが、
直近の2カード、慶大戦、立大戦で計5安打。
打率を2割台に乗せてきた。
好調時の固め打ちが身上の主将、法大戦で終わりよければ全てよしで
爆発したい。

2年生で唯一人規定打席に達している宇佐美選手もレギュラー初シーズン。
開幕5試合目まで安打がなかったが、慶大戦で今季初安打、立大戦で
適時打を放って勝利に貢献した。選球眼の良さが長所、安打が出るまで
4四球が先行していた。法大戦では打って、選んでどんどん出塁して
ほしい。

楠田選手は7試合に出場しているが、今季スタメンは4試合のみ。
その中でもコンスタントに20-5,.250をマークしている。
法大戦でもスタメンか途中出場かはわからないが、打点でチームに
貢献したい。

田中選手は開幕から無安打が続いたが、立大1回戦で今季初安打となる
二塁打を放ち、宮台の適時二塁打で生還、貴重な追加点となる自身
今季初得点をマークして勝利に貢献した。
法大戦でも攻守に活躍し、副将としてチームを鼓舞したい。

下雅意捕手は立大3回戦で初の適時打を放ってリーグ戦初打点。
右の代打の切り札としての存在感を発揮している。
法大戦でもその思い切りのいいバッティングで勝ち点を引き寄せて
ほしい。

水島選手は田口の欠場で山本克が一塁に回ったことで、
立大2、3回戦では三塁手で開幕戦二塁スタメン以来でスタメン起用され、
それぞれ1安打ずつを放ち、起用に応えた。
このような選手層の厚さもチーム力が上がっている証しの1つであろう。

山本修選手は勝利した立大1回戦で3犠打をきっちり決めた。
このような堅実なプレーでの貢献が競った試合をモノにするために
重要である。今季1勝目の明大2回戦でもサヨナラの走者となる内野安打。
派手さはないが、観る者にはしっかりと刻みつけられるプレーで勝利に
貢献している。

立大3回戦では今年の新入部員の第1号で廣納選手がベンチ入りした。
マネージャー含め29名もの新入部員を迎え、ますますチーム内競争も
激しくなる。そこには常に「東大野球部で野球が上手くなる」が基本にある。

スターティングメンバー、代打、代走、守備固め、ブルペン、コーチ。
1人1人がしっかりと自分の役割を果たして、ラストカードで勝ち点を
獲得したい。


投手陣はここまでチーム防御率6.38(リーグ6位)。
2失点以内の試合が4試合ある一方、8失点以上の試合が半数の5試合あり、
失策が少なく失点のほとんどが自責点となっていることもあって
チーム防御率は東大としても決していいとは言えない。

しかし個人的には完封もあれば2ケタ失点もあるという中で
勝っていくチーム状況を決して嫌ってはいない。
もちろん最下位脱出ではなくAクラスを目標とするにはこのようなムラは
なくしていかなければならないが、何事も段階を踏んでいく必要がある。
なにしろこの間まで94連敗していての、ここ3季での4勝だ。
まずは勝てる試合を勝ち切る、そしてそういう試合の割合を高めていく。
その階段を今昇っているところだと考えている。

前々週は宮台投手の東大11年ぶりの完封がマスコミに大きく取り上げられる
話題となった。昨秋の法大1回戦に続いて自身リーグ戦2勝目。
初の完投勝利を完封で挙げた。
宮台投手は初勝利の昨秋法大戦では2点適時打、2勝目となった立大戦では
適時二塁打含む3安打と打撃でも勝負強いところを見せている。
今季ここまで13-5,.385、1打点。通算の打撃成績は27-9,.333、3打点。
宮台が打点を挙げれば2戦2勝。法大戦でも投球とともに打撃にも要注目だ。

立大戦では2回戦、3回戦で先発で連投となった柴田投手。
2回戦88球、3回戦75球を投げた。
立大戦は柴田投手としては四死球が多く、3回戦では自身ワーストの7失点。
今季は被安打数は昨年とあまり変わらないものの、
17回2/3で与四死球13、奪三振4と与四死球が多く、奪三振が少なめ。
今季初登板だった明大2回戦では6回2失点と好投し、勝ち星こそ付かなかった
ものの、明大戦12年ぶりの勝利の立役者となったが、その後は継投まで
踏ん張り切れない登板が続いている。
先発転向ということで去年とは投球スタイルも変わっているのかもしれないが、
何イニング投げるということよりも、1回1回抑えることの積み重ねで
リリーフの時と同じような大崩れしない投球を見せたい。

その柴田投手とのリレーで、わずか2試合目の登板でリーグ戦初勝利を挙げた
有坂投手。今季ここまでチーム最多の6試合に登板している。
6試合中5試合が2番手での登板で、リリーフエースのポジションだが、
14回1/3を投げて防御率は11.30。
明大3回戦(7失点)と立教2回戦(6失点)が数字に影響しているが、
WHIPは2を超えており、リーグ戦登板の経験を糧に、安定感を高めていきたい。
奪三振率は6.28と東大投手としては比較的高い。
期待感の伝わる今季の起用はポテンシャルの高さ故だろう。
リリーフ投手がいい場面で投げる機会が増えている東大だけに、
責任も重いがやりがいがある。

立大戦ではこのほか4年生の出田投手と三木投手が登板。
出田投手の持ち味は四死球の少なさ。
手術して復帰してのラストイヤー、気迫の投球で神宮で躍動してほしい。

三木投手は早大2回戦で先発して以来の登板となった。
投げてもいい場面がありながら登板間隔が開いていたので
コンディションの気になるところであったが、
3回1/3を1失点。与四死球はゼロと安定した内容。
法大戦では競った場面での投球も観てみたいが。

そのほか、吉川投手、竹中投手らがベンチ入りを争う。

先発の一角を担う候補であった山本俊投手が離脱している現在、
3回戦まで戦うには立教戦で柴田投手が先発連投したように
投手起用の采配には苦心するところもある。
2戦で勝ち切ることが理想だが、3戦になった場合には総力戦覚悟となる。
投手リレーはまさに采配の見せどころ。
勝ち点奪取へはベンチワークも重要なカギを握りそう。



一方の法大は、
ここまで5勝6敗で勝ち点2。
チーム防御率は4.30(リーグ5位)、チーム打率は.279(リーグ1位)。
11試合で総得点は45、総失点は49。

昨年春秋と東大戦で2季続けて敗れているだけに、
気持ちの面でもこれまでと違う面をもって臨んでくるだろう。

投手陣は玉熊がエース。先発で6試合、リリーフで2試合に登板。
チームの約半分のイニング数を投げている。3勝2敗で防御率は3.52。
早大3回戦でリーグ戦初完封勝利を飾ったが、残りの7試合ではいずれも1~5失点
している。
今週末はプロ併用。1回戦で宮台投手との投げ合いとなれば、東大としては
先制して試合の主導権を握りたい。

熊谷投手と菅野投手も2試合ずつ先発しており、菅野投手は2勝を挙げている。
防御率は熊谷投手が4.58、菅野投手が3.94。
ちなみに去年の東大戦で敗戦投手となったのがこの2人。
上記3人の投手でチームのイニング数の8割以上を投げている。

ほかに4年生から2年生まで、計6人の投手がリリーフで登板している。

チーム打率でリーグトップの打線は、
小林選手が.390で打率1位、正捕手森川が.375で2位につけている。
大西千.340、金子凌.323までの4人が打率3割台。
エース玉熊も.313と投打に活躍している。

打点は金子凌が11打点で圧倒的(しかし11打点でもリーグ全体では4位だ)。
前々週明大戦をケガで欠場した柴田が6打点でこれに次ぐ。

長打は二塁打13、三塁打1、本塁打2の16本。
東大が10試合で二塁打15、三塁打3、本塁打1の19本であるから、
チーム打率では大きく差がついているものの、長打では東大も互角の勝負をしている。

勝ち点へは、法大の長打力を目覚めさせない警戒が肝要となりそうだ。


東大としてはまず宮台投手先発で先勝し、2回戦を総力戦で勝ちに行きたい。
2回戦で各選手が宮台だけのチームではないところを見せつけて勝ち点を獲る
流れが、来期以降の東大のさらなる飛躍に向けて大きなステップとなるだろう。

最終カード、連勝で勝ち点しかない!!


スポーツ法政: 【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 対東大展望
http://sports-hosei.net/all/11-all/hardball/2588-2016-05-20-00-47-59.html


一昨年の法大戦
春1回戦:0-6 敗・辰亥  4安打
春2回戦:3-9 敗・白砂 10安打(二塁打2)
秋1回戦:2-19 敗・吉川  9安打(二塁打3)
秋2回戦:0-5 敗・辰亥  4安打(三塁打1)

昨年の法大戦
春1回戦:6-4 勝・柴田  7安打(三塁打1)
春2回戦:2-6 敗・白砂  6安打(本塁打2)
春3回戦:0-6 敗・山本俊 7安打(三塁打1)
秋1回戦:5-2 勝・宮台 10安打(二塁打1)
秋2回戦:4-6 敗・山本俊 7安打(三塁打1、二塁打1)
秋3回戦:1-10 敗・白砂 4安打(二塁打2)

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コメント

今年の法政はどうもまとまりが無いように感じます。
個の力はあるけど、その力をチームで出しきれてないですね。

投手陣もかなり不安定なので、大西君にかき回されなければ十分勝機はあると思います。

田口と楠田が完璧なら2連勝も夢じゃないですね!楽しみです!

現地観戦してきましたが、やはり今年の東大強いですね。
点差こそ開きましたが、点が欲しいところでしっかり点取れてました。

最終戦なのでそこまで気にすることないと思いますが、桐生君右手甲?指?にテーピング張って、シートノックの時から悪送球が目立ち心配してましたが、試合中も二度悪送球がありました。
バッティングは問題なかったので(強いて言えばいつもよりバット短めか?)、そこまで重傷ではないと思いますが。。
早く治って欲しいですね。
ベストナインも楽しみです!

山田、田口、楠田のクリーンナップは六大学屈指の強力打線だなと感じました。
田口は今日も打点。ヒットも敵陣も唸るほどの鋭い打球。

投手陣はやはり課題が多いですね。
四球も多かったです。
総力戦とは言え、有坂からの継投も早すぎるような。。
結局宮台は投球練習もせず。
収穫があったとすれば竹中君のピッチングですかね。

今シーズン見たのは二回目ですが、ストレートの威力が増してました。
クイックに難があるものの、ブレーキの利いた変化球、並みいる強力打者が揃って腰が引けてたのでストレートの威力、変化球のコントロールが備われば三振バンバン取れる投手になりそうです!

すでに秋が待ち遠しいです。。笑

立大澤田君、圭佑より豪太郎の方がしっくりきますね。。
澤田豪太郎

熱狂的東大ファンさん、

最終戦観戦レポありがとうございます。

春は3回戦までしっかり投げ切るピッチングスタッフが少々足りなかった感じですね。
柴田君が去年の調子を取り戻し、有坂君、竹中君が経験を積んで成長し、
山本俊君が復帰して4年生投手陣も揃う、さらには1年生の新戦力も…となれば
秋は相当な層の厚さになるはずですから、楽しみにしましょう。

桐生君はスポーツ紙の記事にありましたように、立教2回戦での右手人さし指の亀裂骨折
ということでした。それでもフル出場し、ヒットも3本打ったのですからすごい気合いですね。
今季になって初スタメンに初安打、それからケガをおしての出場、
開幕戦ではスタメンでなかったこと、さらには2年生からの入部だったこと、
本当にドラマ性のあるベストナイン獲得でした。

秋には最下位脱出なんて小さい、小さいというくらいの大飛躍を遂げてほしいですね。
以前目標にしていた勝ち点3を改めて目指してほしいと思います。

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