2017-10

立大戦!



第5週は立大戦。

前週慶大戦では1回戦先発の宮台投手が12安打を浴びて6回5失点、
2回戦先発の柴田投手は2回3失点で交代と慶應打線に序盤から攻勢をかけられ、
2試合ともに2ケタ失点は阻止したものの1-6、4-9で敗れた。

一方で打線は早大戦2試合、明大1回戦と3試合零封負けのあと、
明大2、3回戦でそれぞれ3点、慶大戦でも2試合で5得点を挙げ、
直近4試合は連続得点、計11点と調子が出てきている。

東大はここまで7試合、1勝6敗、総得点11、総失点39。
得失点レシオは3.55で、近年最良だった昨秋の2.50よりはよくないが、
それに次ぐ数字である。

チーム防御率は5.70(リーグ6位)、チーム打率は.216(リーグ6位)
チーム打率は2000年代最高の12年秋の.210を超える数字を残している。


先発投手はこれまでの3カードとも1回戦は宮台投手。
2回戦は開幕カード早大戦は三木投手で、明大戦、慶大戦では柴田投手が務めている。

昨秋まで球数制限があり、浜田監督曰く「12時になると帰ってしまうシンデレラ」と
云われた宮台投手は、この春は開幕から2試合連続完投、昨秋の立大戦での初完投と
合わせて東大投手として8年ぶりに3試合連続完投するなど1回戦先発3試合では
139、136、116球を投げてタフさを発揮している。

26イニング投げて防御率は3.12と昨秋の29イニングでの防御率2.17より悪化しているが、
内容を見ると、まず目に入るのが与四死球の少なさ。
昨秋は29イニングで17個だった与四死球が今季は26イニング9個。
被安打こそ29イニング22本から26イニング30本に増えているが、
被本塁打は昨秋の4本に対して今季は未だ0本である。

規定投球回を満たしている投手で被本塁打ゼロは、投球回数の多い順に
加藤拓(41回)、宮台(26回)、水野(18回)、田村(13回2/3)の4人。

立大戦では昨秋、自身も2本塁打で5失点全てを奪われており、
本塁打警戒はこの立大戦でも非常に重要なポイントとなる。

先日、立大では多田野投手以来となる通算20勝を挙げた大エース、そして同じく
立大では上重投手以来の主将を務める澤田圭投手との対戦は、
これまでの大竹、柳、加藤拓との対戦と同様、エース対決の名を冠するに値する
見応えのある一戦となるだろう。


東大の投手で今季2番目に多くのイニング数を投げているのが、
この春リーグ戦デビューした2年生の有坂投手。
明大2回戦でリーグ戦登板2試合目での初勝利を挙げている。

起用法としては昨年の柴田投手と同じように、先発のあとを受けて登板することが
多く、登板5試合のうち、2番手が4回、3番手が1回。
13イニング投げて防御率8.31と数字はよくないが、
5試合中3試合は1失点以内に抑えている。

ちなみに柴田投手のデビューシーズンであった昨春は、10試合で19イニングと
1試合あたりのイニング数が異なるが、10試合中7試合を無失点に抑えて
防御率4.74をマークしており、有坂投手としてはこの柴田投手の成績が一つの
目標になるだろう。

その柴田投手、今季は第2週明大戦で初登板初先発、昨年まで18試合全てリリーフで
あったが、今季は先発に転向している。
まだ2試合のみの登板でイニング数も8回と少ないが、
初先発では明大を6回2失点に抑える好投を見せている。
柴田投手の持ち味は与四死球が少なく、無駄な走者を出さないこと。
被安打数も東大の投手としては少なく、WHIPの低さが通算防御率4.13という数字に
繋がっている。
先発でもその力を発揮して勝ち点を自らの手で掴みたい。
昨季21イニングで14個だった奪三振は、今季8イニングで1つのみ。
たまたまかもしれないが、この奪三振数にも注目して見てみたい。

出田投手は昨秋手術から復帰、ラストイヤーの今年は2試合で4イニングを投げ、
被安打2、与四球2、奪三振3と安定した投球を見せている。
打っても自身1年生秋以来の安打となるツーベースを放っている。
1年生秋には、現在六大学現役投手唯一である盗塁も記録しており、
全身を使って投げ込む投球スタイル、走攻守全てに全力プレーする姿は
東大で特別コーチを務めた桑田氏の姿に重なるものがある。

同じく4年生の山本俊投手は慶大戦で今季初のベンチ入り、
同2回戦で今季初登板を果たした。
ストレートの大半が140キロを超え、最速は146キロと、
肘を傷めた影響はかなりなくなっているのかと思われた。、
四死球の走者を溜めて失点するパターンから脱却できれば、
東大では以前なら、それって必要なの?と揶揄されかねなかった
「抑え投手」として、堂々と君臨できるだけのポテンシャルがある。
5/1に観戦に訪れた林修先生は阪神安藤、中込タイプの彼にはフォークが
有効なのでは、のアドバイスを送っていたが。

ここまでリーグ戦に登板している吉川、三木の両4年生と
ランニングホームランデビューから投手転向の2年生、竹中投手は
慶大戦では登板がなかった。
ここまで登板のない投手も、新戦力の加入にも刺激を受けて切磋琢磨し、
ベンチ入りを狙いたい。


打線は開幕から3試合連続で零封負けを喫したが、そこからは4試合連続得点と
上げ潮となってきた。

打線の核は今季初スタメンを4番で飾った田口選手だ。
ここまで全試合に4番or5番でフル出場して26-9,.346、2打点を挙げている。
見た目からホームランを期待される田口選手だが、バッティングはシュア、
7試合中5試合で安打、打ち3試合がマルチ安打と打撃に波がなく、
三振は5つと少なめ。四死球は2個と、積極的に打っていく姿勢は、
慶大戦での2試合連続ワンバウンド投球を打ってのタイムリーというところ
にもハッキリ現れている。
打率ランキングは現在11位。初めて規定打席を満たすシーズンでの3割打者の
可能性もかなり現実的になってきている。

打率ランキングと言えば現在チームトップは、ランキング3位の.381の高打率を
叩きだしている桐生選手だ。
桐生選手も今季、早大2回戦で4年生での初スタメンの座を掴んだが、
ここから快進撃がはじまり、初スタメンから6試合連続ヒットを記録、
慶大戦では2試合連続マルチ安打を放って、21-8,.381として明大・佐野恵の.400、
立大・田中和の.389に次いで、早大・真鍋と並んでの3位につけている。

長打が3本、四死球も4つあり、出塁率は.480の高さ。
盗塁も法大・大西千と並んでリーグトップの4個、さらには堅実な守備と
圧倒的なパフォーマンスを見せている。

打数の少なさは首位打者争いにおいて諸刃の剣だが、足もあり、内野安打の可能性
なども考えると、.350以上に10人がひしめく争いだが、首位打者争いを抜け出す
可能性も十分考えられる。
そしてベストナインも当然視野に入っている。
打率で並ぶ真鍋がライバルの筆頭格で、まずは打率で真鍋を上回りたい。


打率でチーム3位につけるのが24-7,.292の喜入捕手。
正捕手デビューシーズンであった2年生秋のキャリアハイ.270を超え、
自身初の3割を狙いたい。
捕手には打率.370とリードする法政森川がおり、またベストナインはとくに捕手では
打撃だけで決まるものではないが、投手陣をしっかり導いて勝ち点を獲得すれば、
その候補として浮上してくるだろう。

山田選手はここまで25-5,.200ながら、サヨナラ安打に3ラン本塁打と記録にも記憶にも
残るチーム最多の4打点を挙げている。
守備での高い貢献度と合わせ、まさに六大レベルのショートとして存在感を発揮している。

開幕から一時は打率1割を切るなど打撃で苦しんだ山本克選手が慶大2回戦でラッキーな
ヒットから2本目は会心の二塁打を放ち、復調を印象付けた。
明大1回戦では主将でありながら代打を送られる悔しさも味わったが、
残り2カードでその本来の実力、チーム現役選手通算安打数1位、リーグ同7位の34安打の
経験を遺憾なく発揮して、主将のその手で勝利を、勝ち点を引き寄せたい。

規定打席に達しているもう1人が彼も今季スタメンデビューの宇佐美選手。
今季からコンバートされた外野で全試合にスタメン出場している。
選球眼に定評のある宇佐美選手は早大戦、明大戦で計4個の四球を得ると、
慶大戦では待望の、あのリーグ戦初打席初安打から通算2本目となる今季初安打が出た。
終盤戦に向けて調子を上げ、レギュラーを不動のものに固めたい。

そして規定打席には達していないが、明大戦で復帰即4番スタメンの楠田選手は
ここまで16-4,.250、二塁打を2本放っている。慶大2回戦で再びスタメンを外れて
心配されたが、途中出場して守備打撃とも無難にこなしており、出場に問題はなさそう。
立大戦では打点が期待される。

山本修選手は慶大2回戦でリーグ戦初スタメンに起用されると、明大戦のサヨナラの起点と
なった初ヒットに続く2本目の安打を放った。外野レギュラーの一角に食い込むべく、
アピールを続けたい。

負けられないのが田中選手、外野手リーダーの副将として開幕から6試合スタメン起用も
ここまでノーヒット。堅実なプレースタイルで、昨春は初のレギュラーでチームの
打率トップをマークした力がある。とくに澤田圭からは昨年春・秋ともにヒットを放って
おり、その力をこのカードでも発揮したい。

今季初ヒットを次々に放った代打陣は慶大戦では一休みとなったが、
澤田圭、田村と好投手2枚を擁する立大との対戦、相手にとって不足のないWエースとの
対戦を楽しみに万全の準備を整えたい。

明大戦でのサヨナラのホームインが自身初の得点となった、岩熊選手の足にも注目。


対する立大は、前週は空き週であったが、
第3週早大戦に連勝し、3年ぶりの早大からの勝ち点を挙げて波に乗っている。

ここまで5試合3勝2敗、勝ち点1。
チーム防御率3.27(リーグ3位)、チーム打率.236(リーグ4位)。

投手は
1回戦先発・澤田圭、2回戦先発・田村の両4年生投手2枚が確立しており、
チームのここまでの44イニングのうち、計40回1/3とそのほとんどを2人で投げている。
3勝は澤田圭の2勝、田村の1勝。
澤田圭は26回2/3を投げて防御率4.05、田村は13回2/3で防御率1.98。
両投手とも被安打は澤田圭31本、田村13本と比較的多いが、
与四死球が澤田圭5個、田村2個と、いずれも1試合2個ペースより少ない。

澤田圭投手、田村投手ともリーグ戦初勝利は東大戦。
澤田圭はこれまで東大戦6戦6勝。
6試合計46回2/3を投げて被安打34、与四死球5、奪三振36、自責点7、防御率1.35。
一見豪快な投球スタイルに見えるが、東大戦での与四死球は1試合1つに満たない
制球力抜群の投球内容。

田村は昨年、3年生春のシーズンに東大戦でリーグ戦初先発初完封初勝利。
秋の東大戦はリリーフで1イニングずつ投げている。
遡って1年生春にリリーフで東大戦2試合4イニングを無失点に抑えており、
東大戦は過去5試合で1勝0敗、15イニングを被安打2、与四死球4、奪三振10で
無失点。過去東大打線をほぼ完全に封じ込めている。

リリーフでは黒萩、田中誠、藤田の3投手が登板している。
この3人も計3回2/3で与四死球はゼロ。

5試合で安打は47本許しているが、与四死球は7つだけと非常に少ない。
被本塁打も5試合で1本。
点を獲るには真正面から、打って走者を溜め、打って還すしかないと思わせる
スタッツとなっている。

打線では田中和が打率チームトップの.389、次いで佐藤竜が.350。
5試合計17得点のうち、この2人が10打点を叩き出している。

本塁打は田中和、笠松、大東が1本ずつの計3本。
ノーゲームとなった法政2回戦で「幻のホームラン」2本も出ており、
今季も長打力のある打線だ。

過去苦しめられている澤田圭、田村両投手との対戦となるだけに、
とくに四死球に長打が絡んでの大量失点は何としても避けたいところだ。

第2週に明大に勝利したことで、最も勝ちから遠ざかっている対戦校が立大となった。
直近最後の勝利は07年秋の1回戦、重信投手(現明治安田生命)が4年生秋のシーズン、
リーグ戦登板61試合目で初勝利を挙げた試合。
1年生春から先発投手として対戦し、6戦6敗の澤田圭を倒すチャンスも少なくなってきた。
まずはこの立大の大エースを倒して凱歌を揚げたい。


立教スポーツ 革命⑩ 春季リーグ戦2016 ―東大戦展望―
http://www.rikkyo.ne.jp/sgrp/spsports/closeup/2016/baseball/0504.html


一昨年の立大戦
春1回戦;0-7 敗・白砂 2安打
春2回戦:2-14 敗・辰亥 7安打(三塁打1、二塁打1)
秋1回戦:2-4 敗・辰亥 7安打(二塁打2)
秋2回戦:3-6 敗・宮台 6安打(本塁打1、二塁打1)

昨年の立大戦
春1回戦;4-5 敗・山本俊 10安打(二塁打1)
春2回戦:0-4 敗・三木 2安打(二塁打1)
秋1回戦:0-5 敗・宮台 4安打(二塁打1)
秋2回戦:3-6 敗・辰亥 6安打(三塁打1、二塁打1) 
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